*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2015年6月18日木曜日

6月14日総会:スモールグループセッション フリー

6月14日 若手医師部会総会では後半にスモールグループセッションを行いました。その内容を各ファシリテーターがまとめて下さったのでお送りします。

今回は「自由」テーマです。大浦先生・玉井先生・濱井先生がファシリテーターをして下さいました。

※※以下、大浦先生の投稿の引用※※
参加者が他にも面白そうなテーマがある中、なぜテーマ「自由」を選択したのか。
参加者の方々は、「この総会に出たことがなくそういう話し合いをすることを知らなかったから」、「特に話し合いたいテーマがなかった」、「お弁当があると聞いて」etc...とまぁ知り合って間もない割にぶっちゃけトークをしていただきました。
その中で印象的だったのは、「テーマが決まっていないところなら、他のレジデント間の交流ができると思った」という意見でした。つまり、他の病院の家庭医達とただ仲良く交流したい、繋がりたいと思っているんだけれど、なにか高尚なテーマをディスカッションしなければならないのではないかと身構えたり、レジデントを多く抱える有名病院に対して萎縮して発言できなかったりなどと考えてしまう、SNSにも一定数の活発な投稿をする人に圧倒されて、誰が見ているかわからない場に投稿できないという一匹狼的な専攻医が一定数いるのではないかと思われました。そしてそれは学会に来られないが家庭医には興味があるというレベルまで広げると、相当な人数がいるのではないでしょうか。
家庭医療に興味のある若手医師を学会に巻き込むためにどうしたらいいかディスカッションをしようとしていましたが、ここに来られない若手医師への声掛けが最も即効性のあるものなのではないかと感じました。
小さな病院で戦う一人レジデント達同士研修の傷を舐め合ったり、ただ同じ境遇の人とあって想いを共有したり、そのような地で悪戦苦闘する研修内容をシェアできるようなクローズドなコミュニティ(メーリングリストやSNS)があったら面白いのではないかと、元一匹狼の研修医だった私も思うわけであります。そういうところで研修している家庭医というのは、決して十分な研修を受けていないわけではなく、他の研修医とは趣の異なる面白い経験をしていたり、周りに比較対象がない不安からめちゃくちゃ成書を読んで勉強している人などいて、正統派研修を受けている有名病院の先生方が話を聞いてみてもきっといい刺激になると思います。
この会が終わってからも、話のあった一匹狼と話し込んでしまい、少しはすっきりしていただけたのではないかとうぬぼれています。聞くところによると、離島研修なども経験されているのに、学会参加は初めてのようでした。こういう人、まだまだいらっしゃるんでしょうね。
結局のところ、フリーテーマでまとめろと言われても、議論をどこに持っていけばいいのか大変苦しみましたが、私の拙いファシリテーションを陰ながらサポートしてくださった影のファシリテーター2人のおかげで、なんだかわからないうちにまとまっていた気がします。濱井先生、玉井先生、本当にありがとうございました。

※※※以下玉井先生※※※
なんで自由テーマに来たか、って話になって、若手医師部会って何をするか知らなくて来てみたものの、何をしたいわけではないので来ましたっていう意見が3人ほどありました。1人はただいろいろしゃべりたい、1人は1人研修医なので交流したくて来ました、いろいろ喋れるかなと思って来ました、1人は別になにかプロダクトを作りたいわけじゃないんです。と。今後については、地域ごとに集まったりとか、他のプログラムはどんな感じか知りたい、とか、そんな意見がありました。あと若手医師部会ってよくわかりません、という意見もありました。
たしかにいろいろ紹介してくれる上司とかいないと、学会はとくに他の人と知り合いになれる機会ないよなーって思いました。


※※※以下濱井先生※※※
・1つのテーマに限らないで色んな話がしたかった
・若手医師部会自体まだ良く知らず、実際の活動内容なども全然わからず、気後れして自由グループに来た
・これをすごくやりたい!というよりは、ただ何か人とつながって話したいという感じのモチベーションだったので
みたいな人が多かったです。1人プログラムの人もいて、懇親会などでもなかなか他の人に入っていけないので、そういう人でも気軽に集まれたら、というようなことや、他のプログラムの人との交流ができれば、みたいな話も出ました。
若手医師部会とは、みたいなところは、比較的知っている人が増えてきた最近ですが、やはり良くわからない、と思う人もそれなりにいて、そういう人のフォローも必要なんだな、と改めてですが感じました。

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