ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。
11月21日(土)に産業医科大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!!
報告書を作ってくださった池田さん、有難うございました!
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「産業医×家庭医~地域保健を担うジェネラリスト~」
【日時】2015年11月21日(土)
【場所】産業医科大学 実務研修センター3階305室
【講師】
梶木 繁之 産業医科大学
一ノ瀬 英史 飯塚病院
吉田 伸 飯塚病院
金 弘子 飯塚病院
黒木 弘明 特定医療法人北九州病院メンタルサポート室
【参加人数】23名(医学生20名、看護学生3名)
【主催】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【共催】産業医科大学 学生有志
【WS内容】
アイスブレイクでは、自己紹介とともに「あなたはどんな医療者になりたいですか」との問いかけに対し紙に書く作業を行いました。
プログラム①ワールドカフェ「産業医って?家庭医って?」(75分)
家庭医・産業医それぞれのイメージをワールドカフェ形式で抽出・共有した後、各チームでグルーピング作業を行いました。ここでの目標は「産業医・家庭医について知る、共通点・相違点を探る」、参加者から上がったイメージをもとに、実際に家庭医・産業医のお立場でご活躍の講師の先生方からお話を伺いました。
プログラム②ケースワーク「ひとを知る・ひとを診る〜BPSモデルを使って〜」(70分)
Bio Psycho Social モデルを学び、ケースワークを行いました。
58才 男性
主訴)「健診異常の指摘」
2型糖尿病、脂質異常症、高血圧、喫煙・・・などの健康問題を抱える工場勤務の中年男性のストーリーでした。本人は無症状のため未受診、なかなか改善に向かないこの方について、どのように「みる」のか。
Bio(生物医学的) Psycho(心理学的) Social (社会学的)に分けて、この方をとりまくさまざまな環境や生活背景を引き出し、その関係性を把握することで”この方にとってのアプローチ法”が見えてきました。一人の人の健康を考える時には、まずは「ひとを知る」ということが大切であり、BPSモデルを用いて多元的にアプローチできることを学びました。
プログラム③前半ふりかえり・後半講演「自分を知る〜あなたにとってのHAPPYとは〜『CDA』」(60分)
ふりかえりの紹介の後、実際にふりかえりシートを用いて、プログラム①〜②のふりかえりを各自で行いました。その後、黒木弘明先生による講演「CDA」と移りました。講演の内容を以下にご紹介いたします。
・情報をキャッチする時のCDA(黒木先生の造語)
C:comprehend:正確な知識や概念をつかむ
D:digest:塾考して会得する
A:appreciate:正しい判断や評価をする
「情報とは、あなたの情熱が報われた時なのでは?」
・「自分自身の在り方」とは?
”先義後利”という孟子の言葉を例に、義=「自分の在り方」利=「自分(社会)の幸せ」として、様々な問いかけがありました。
11月21日(土)に産業医科大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!!
報告書を作ってくださった池田さん、有難うございました!
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「産業医×家庭医~地域保健を担うジェネラリスト~」
【日時】2015年11月21日(土)
【場所】産業医科大学 実務研修センター3階305室
【講師】
梶木 繁之 産業医科大学
一ノ瀬 英史 飯塚病院
吉田 伸 飯塚病院
金 弘子 飯塚病院
黒木 弘明 特定医療法人北九州病院メンタルサポート室
【参加人数】23名(医学生20名、看護学生3名)
【主催】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【共催】産業医科大学 学生有志
【WS内容】
アイスブレイクでは、自己紹介とともに「あなたはどんな医療者になりたいですか」との問いかけに対し紙に書く作業を行いました。
プログラム①ワールドカフェ「産業医って?家庭医って?」(75分)
家庭医・産業医それぞれのイメージをワールドカフェ形式で抽出・共有した後、各チームでグルーピング作業を行いました。ここでの目標は「産業医・家庭医について知る、共通点・相違点を探る」、参加者から上がったイメージをもとに、実際に家庭医・産業医のお立場でご活躍の講師の先生方からお話を伺いました。
プログラム②ケースワーク「ひとを知る・ひとを診る〜BPSモデルを使って〜」(70分)
Bio Psycho Social モデルを学び、ケースワークを行いました。
58才 男性
主訴)「健診異常の指摘」
2型糖尿病、脂質異常症、高血圧、喫煙・・・などの健康問題を抱える工場勤務の中年男性のストーリーでした。本人は無症状のため未受診、なかなか改善に向かないこの方について、どのように「みる」のか。
Bio(生物医学的) Psycho(心理学的) Social (社会学的)に分けて、この方をとりまくさまざまな環境や生活背景を引き出し、その関係性を把握することで”この方にとってのアプローチ法”が見えてきました。一人の人の健康を考える時には、まずは「ひとを知る」ということが大切であり、BPSモデルを用いて多元的にアプローチできることを学びました。
プログラム③前半ふりかえり・後半講演「自分を知る〜あなたにとってのHAPPYとは〜『CDA』」(60分)
ふりかえりの紹介の後、実際にふりかえりシートを用いて、プログラム①〜②のふりかえりを各自で行いました。その後、黒木弘明先生による講演「CDA」と移りました。講演の内容を以下にご紹介いたします。
・情報をキャッチする時のCDA(黒木先生の造語)
C:comprehend:正確な知識や概念をつかむ
D:digest:塾考して会得する
A:appreciate:正しい判断や評価をする
「情報とは、あなたの情熱が報われた時なのでは?」
・「自分自身の在り方」とは?
”先義後利”という孟子の言葉を例に、義=「自分の在り方」利=「自分(社会)の幸せ」として、様々な問いかけがありました。
・毎日の体験の中から、自分(の感じたこと)を確認すること。
・自分と向き合うには。
というお話の後、take home messageは「身につけた知識や経験を元に自分と向き合い、感性を育くむ」「自分の在り方を見つめて、何を目指すのか」で締めくくられ、黒木先生より「毎日が贈り物」という歌のプレゼントがありました。
会の最後には、もう一度「あなたはどんな医療者になりたいですか」の問いかけを行い、アイスブレイクで言葉にしたものと違った方も変わらなかった方も、それぞれの気づきを持って閉会となりました。
・自分と向き合うには。
というお話の後、take home messageは「身につけた知識や経験を元に自分と向き合い、感性を育くむ」「自分の在り方を見つめて、何を目指すのか」で締めくくられ、黒木先生より「毎日が贈り物」という歌のプレゼントがありました。
会の最後には、もう一度「あなたはどんな医療者になりたいですか」の問いかけを行い、アイスブレイクで言葉にしたものと違った方も変わらなかった方も、それぞれの気づきを持って閉会となりました。