*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2016年2月9日火曜日

家庭医療ってなんだ?~若手医師に学ぶ、ジェネラリストの未来~ in 愛媛大学 報告

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 12月5日(土)に愛媛大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!! 報告書を作ってくださった田中さん、有難うございました!   *********************************************************************** 家庭医療ってなんだ?~若手医師に学ぶ、ジェネラリストの未来~   【日時】2015年12月5日(土) 13時~17時   【場所】愛媛大学医学部キャンパス 基礎第一講義室   【講師】 長谷川陽一:愛媛大学医学部地域医療学講座 来住知美:大阪市立総合医療センター 年森慎一:医療法人鉄蕉会亀田ファミリークリニック館山 山内優輔:岡山家庭医療学センター   【参加人数】22名(医学生17名、初期研修医1名、後期研修医1名、その他医師2名、医療従事者1名)   【主催】日本プライマリ・ケア連合学会学生・研修医部会 四国支部   【共催】愛媛大学医学部地域医療学講座     日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト   【WS内容】  家庭医療って定義は何?家庭医、病院総合医、プライマリケア医、総合診療医とか名称はいっぱいあるけどどう違うの?実際どんなことをしてるの?臓器別専門医になるから知らなくてもいいものなんじゃないの?といったさまざまな疑問を解き、もっと知りたい!もっと考えたい!と思えるキッカケを提供するワークショップを開催しました。  今回は参加者として香川大学と愛媛大学の、1年生から5年生まで計17名の医学生の皆さんに参加していただきました。講師、ファシリテーター、地域医療学講座の先生を含めると8人の先生たちにお越しいただきとてもフォローを受けやすい場になりました。  内容としては、まず導入として学生3人によるオープニングスキットを行いました。家庭医のアプローチってどんなものだろう、病気ではなく人を診るとはどういうことか、という問題提起として実施したところ参加者のみなさんはその場の空気感に惹き込まれているようでした。  次に全体像を掴むための総論を「プロローグ~家庭医療ってなんだ?」という題で長谷川先生にお話ししていただきました。実際にどこで働いているのか、どういう思いで家庭医を志したのかなどを講師陣の自己紹介を交えながら扱いました。参加者の中で家庭医の具体的なイメージができたのではないかと思います。  第二部では「家庭医療をやってみよう~謎解きはランチのあとで」と題して年森先生と山内先生の同級生コンビに家庭医療の中でも患者中心の医療、CONTEXT、Disease& Illnessに焦点をあててグループワーク、ロールプレイを行いました。疾患名を与えられただけでは満足できない患者さんもいる。説明したからといって患者が理解して同意しているとは限らない、共通の理解基盤を構築することは難しいということを改めて感じました。  最後に「エピローグ~学び続ける医療者であるために」というセッションを来住先生にお願いしました。自分の学習スタイルを見つめなおしたり、家庭医療看護師の井上さんのお話から他職種の方の思いを感じたりしたあとに明日からできることとして家庭医療夏期セミナーなどさまざまな活動を紹介しました。  関東や関西などでは家庭医療という名のもとに集まる医系学生が多くいるなか、四国ではまだまだ認知度、重要視する人の割合が少ないのが現状です。また、愛媛大学の学生は学外の活動に興味を示しても行動に移す人が少なく、この勉強会を皮切りにさまざまなことにチャレンジしてほしい、という気持ちから、今回のワークショップを企画しました。  いままでに勉強会などに参加したことがない学生の方が多く参加してくれて、はじめは緊張からか静かだった会場がどんどんにぎやかに、活発なディスカッションが行われていくように変わっていくのを見て、参加者のなかでもっと知りたい!次に何かしたい!といった思いが湧いてきたのではないかと思います。振り返りの大切さ、個人に合わせた学習方法などこれから一人でも行っていけるようなセッションがあったことも次につながる予感がしました。  ここで参加者さんからの声を紹介させていただきます。   ・劇からはじまるところから、すでに惹きつけられていました。先生の紹介プレゼンがあったのも良かったです。ロールプレイングが楽しかったです。学校ではやりっぱなしになることが多いです。フィードバックがあってとても良かったです。家庭医が専門医として捉えられているのにも驚きました。 ・勉強していて、または部活をしていて「これって意味あるのかな?将来何が役に立つかわからないっていうけど、ホントかな?」と不安になることはあったので「いろんな経験をしたらいい」という言葉を聞いて安心しました。とても楽しく有意義な時間が過ごせました。有難うございました。先生方、スタッフの皆さんお疲れさまでした。 ・とても練られた内容で、いろいろなことを深く学ぶことができました。最後に学生に何ができるかについて紹介していたのがとても良かったです。    また今後とも、今回のようにアットホームな雰囲気でみんなが一緒に楽しく学べるような勉強会を企画していきます。どうぞよろしくお願いします。
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