*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2015年5月28日木曜日

表題翻訳プロジェクト 雑誌名:American family physician 2015年2月1日号 (翻訳者 内堀有善)

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の
廣瀬英生(県北西部地域医療センター国保和良診療所)と申します
マルチポストにて失礼します
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が含まれており、
詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします。

雑誌名:American family physician 2015年2月1日号 (翻訳者 内堀有善)

◎英語題名:Common Questions About the Initial Management of Hypertension
◎翻訳題名:高血圧症の主なマネジメントについての一般的な質問
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25822270
◎一言コメント:高血圧症は、家庭医が、最も一般的にみる慢性疾患である。高血圧の主なマネジメントについてのよくある疑問について、ヨーロッパや米国のガイドライン (JNC-8)に触れながら、まとめられている。

◎英語題名:Cesarean Delivery: Counseling Issues and Complication Management
◎翻訳題名:帝王切開:諸問題や合併症のマネジメントについて助言することについて
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25822271
◎一言コメント:米国では、約1/3の分娩が、帝王切開である。経腟分娩と比べて、死亡率も高く、合併症も多い。家庭医は、帝王切開後の経腟分娩や繰り返す帝王切開を選択する際、母体や新生児のリスクについて助言する。

◎英語題名:Diagnosis and Treatment of Seborrheic Dermatitis
◎翻訳題名:脂漏性皮膚炎の診断と治療
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25822272
◎一言コメント:脂漏性皮膚炎は、乳幼児、青年期、成人においてよく遭遇する皮膚疾患である。典型的な徴候は、皮膚が剥げ落ちること、紅斑、かゆみであり、よく認められる部位としては、頭皮、顔面、胸部、背部、腋窩、鼡径部である。皮疹が生じる部位と皮疹の出方をみて診断する。マラセチア属の酵母菌による炎症反応によって生じ、治療は、抗真菌薬 (ケトコナゾール)によって行われる。副作用を考慮して、ステロイド外用薬などは短期間にとどめる。

Departments
KEEPING UP TO DATE
U.S. Preventive Services Task Force

◎英語題名:Prevention of Dental Caries in Children from Birth Through Five
Years of Age: Recommendation Statement
◎翻訳題名:出生から5歳までの乳幼児のう蝕の予防
◎リンクページ:なし
◎一言コメント:米国予防医療サービス対策委員会(USPSTF)は、プライマリケア医が、生後6カ月時点で水道水へのフッ素化合物添加が行われていない地域にいる場合は、フッ素化合物の口腔内使用を指導する(グレードB)ことを推奨している。また、全ての乳幼児に対し、乳歯萌出の時点から乳歯へのフッ化物塗布を行う(グレードB)ことも推奨している。

◎英語題名:Screening for Suicide Risk in Adolescents, Adults, and Older
Adults in Primary Care: Recommendation Statement
◎翻訳題名:プライマリケアにおける青年期、成人、老年期の自殺リスクのスクリーニングについて
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25822278
◎一言コメント:精神疾患が確認されていない青年期、成人、老年期の米国人が対象。自殺のリスクは、性別、人種・宗教により様々である。自殺リスクのスクリーニングテストはいくつかあり、正確性には幅がある。また、有効性に関しては限定的である。最も効果的な自殺リスクを減らす治療は、精神療法である。

Practice Guidelines

◎英語題名:
Planning for Labor and Vaginal Birth After Cesarean Delivery:
Guidelines from the AAFP
◎翻訳題名:帝王切開後の経腟分娩のプランニング:AAFPからのガイドライン
◎リンクページ:なし
◎一言コメント:以前、経腟分娩をしている女性はにおいて、VBAC(帝王切開後経膣分娩)は高い成功率の見込みがある。臨床医は、特段の禁忌がなければ、LAC(帝王切開後の分娩)/VBACのプランを促すべきである。短期間のアウトカムは、LAC/VBACと帝王切開では、同等もしくはよいが、周産期死亡率は高くなる。

【参加メンバー】
飯島 研史:群馬家庭医療学センター
泉 京子:勤医協月寒 ファミリークリニック
内堀 有善:阪南市民病院
北本  晋一:亀田ファミリークリニック館山
今藤 誠俊:日生協家庭医療学レジデンシー・東京 根津診療所
佐々木 隆徳:みちのく総合診療医学センター:坂総合病院
佐々木 隆史:京都家庭医療学センター 医療生協 こうせい駅前 診療所
武田  仁: 喜多方市地域・家庭医療センター
玉井 杏奈:ハワイ大学老年内科
成島 仁人:北海道家庭医療学センター
廣瀬 英生:県北西部地域医療センター 国保和良診療所
佐々木 舞依:みちのく総合診療医学センター:坂総合病院
松口 崇央:飯塚・頴田家庭医療プログラム
吉田 伸:飯塚穎田家庭医療プログラム
渡邉 力也:福知山市民病院

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