*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

第6期若手医師部会「クルー100人プロジェクト」各チームへ興味のある方はこちらからメーリングリストへご加入ください!(※募集停止しています)海外チーム・地域ごとコミュニティチーム・病院総合医チーム・世代ごとコミュニティチーム・多科・多職種連携チーム

2016年3月4日金曜日

March 04, 2016 at 12:17PM

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 11月21日(土)に筑波大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!! 報告書を作ってくださった吉本先生、有難うございました!   *********************************************************************** 第2回 総合診療☆家庭医療全国公開セミナー in Tsukuba   【日時】2015年11月21日(土) 12:30~18:20 【場所】筑波大学附属病院 A棟3F 特別第3会議室 他 【講師(敬称略)】 山本由布(筑波大学附属病院 総合診療グループ、笠間市立病院、医師) 大澤さやか(筑波大学附属病院 総合診療グループ、医師) 小室朋子(笠間市立病院、訪問看護師) 後閑良平(笠間市立病院、作業療法士) 本多淑恵(笠間市立病院、言語聴覚士) 竹江崇(宍戸苑指定居宅介護支援事業所、ケアマネジャー) 小濱伸太(協和調剤薬局、薬剤師) 林幹雄(筑波メディカルセンター病院 総合診療科) 萩野利紗(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 大澤亮(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 高橋弘樹(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 坂入慧一郎(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 佐藤康介(筑波メディカルセンター病院 整形外科) 田中健太(筑波大学附属病院 整形外科) 中澤一弘(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 稲葉崇(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 任明夏(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 春田淳志(筑波大学附属病院 総合診療グループ、笠間市立病院) 東端孝博(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 川島夏希(筑波メディカルセンター病院 緩和医療科) 久野遥加(筑波大学附属病院 総合診療グループ) 清水真理(筑波大学附属病院 緩和ケアセンター) 大塚貴博(明戸大塚医院) 浜野淳 (筑波大学 医学医療系) 石井絵里(訪問看護ステーションあゆみ、家庭医療看護師) 田中亜紀子(トータルファミリーケア北西医院) 高谷智美(梶原診療所) 髙木博(大和クリニック) 任瑞(筑波大学附属病院総合診療グループ) 【参加人数】52人(医学生、看護学生、薬学生、大学院生、医師、県職員) 【主催】 文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業 筑波大学『次世代の地域医療を担うリーダーの養成』 【共催】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト 【WS内容】 12:30~13:00 オープニング 13:00~14:30 セッション1 or 2 or 3  セッション1:今から始める、多職種連携  各専門職を講師として迎え、今まで知らなかった多数の職種の役割を知り、連携の大切さ、難しさ、楽しさを実感できる時間となった。最後に行われた模擬多職種カンファレンスは臨場感があり、実際の連携の現場を垣間見ることが出来た。    セッション2:プライマリ・ケア整形 ~はじめて学ぶシーネ固定~  総合診療や家庭医療を実践する医師にとって、整形外科領域に関する最低限の知識や手技は必須である。今回のセッションでは「シーネ固定」に焦点をあて、実践を交えながら、参加者のみなさんにシーネ固定を学んでもらった。    セッション3:正しい医療情報の選び方  無数にある医療情報からいかに正しいものを選び、そして臨床に活用するかをレクチャーやワークを通して学んだ。ワークは実際にアルコールと睡眠の関係についての例を出し、情報の妥当性について検討した。   15:10-16:40:セッション4 or 5 or 6  セッション4:早期からの緩和ケア? ~安心してください。あなたにも緩和できます!~  緩和ケアは看取りだけと思われがちであるが、患者さんの様々な苦痛を“早期から”、つまり、診断時、再発時、治療時など、いろいろな時期に発見・対処してQOLを改善するアプローチであることを学んだ。    セッション5: 看護理論を知って家庭医療を考えてみよう ナースの頭の中を大解明!  看護師のバイブル的なヘンダーソンの理論の学習や、関連図を使った看護問題の抽出などにより、皆で看護計画を立てるワークを行った。その中から人を看るとはどのようなことか、家庭医に必要なこころや家族ごとケアする技などを学んだ。    セッション6:将来どうしたい?医者のキャリアデザイン  将来どうなりたいのか?そのためにはどうしたらいいのか?女医のキャリアは?など、医者のキャリアデザインについて講師と参加者で一緒に考えるセッションであった。さらに、ここでしか言えない家庭医・総合診療医のキャリアについて、講師の生の声を聞くことが出来た。   16:50-17:50:振り返り&全体交流セッション  今日自分が学んだことを、明日からの日々にどう生かしていくかを、小グループに分かれてディスカッションを行った。   17:50-18:20:最終講演:私が総合診療医を目指した理由~地域に求められる医療者とは?  演者:前野哲博(筑波大学附属病院 総合診療グループ)  今後のキャリアを考えていくうえで、先駆者の声は非常に参考になる。今回は、総合診療グループの教授である前野哲博先生の歩んできた道を共有してもらうことで、今後総合診療医として歩む方向性、地域に貢献する自分のイメージを持ってもらうことができた。    今年は2回目の開催でしたが、全国からたくさんの参加者の方が集まってくれました。また、企画段階から当日の運営まで学生スタッフが大いに協力してくれました。合計6つのセッション講師はグループ内外から依頼し、レジデントやスタッフまで総力戦のような状態で、まさに手作りのセミナーになったと思います。どのセッションも趣向が凝らされており、楽しみながら学ぶことが出来たのではないかと思います。休憩時間や懇親会も大いに盛り上がりました。ここからまた新しいつながりが広がってくれれば嬉しい限りです。  参加者の皆さん、スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。
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2016年3月2日水曜日

March 02, 2016 at 05:45PM

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 1月23日(土)に長崎大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!! 報告書を作ってくださった山﨑さん、有難うございました!   *********************************************************************** もっと身近に!ウィメンズヘルス!〜ニャン吉くん、教えてあげるよ!編〜   【日時】2016年1月23日(土) 10:00-17:00 【場所】長崎大学 坂本キャンパス ポンペ会館1階 セミナー室 【講師】 水谷佳敬:長崎医療センター産婦人科 金弘子:頴田病院 飯塚・頴田家庭医療プログラム専攻医 鳥巢裕一:長崎医療センター家庭医療後期研修プログラム専攻医 神田萌:北海道家庭医療学センター家庭医療後期研修プログラム専攻医 高原紗綾:大村市民病院 丸山淳也:岡山家庭医療センター 奈義ファミリークリニック 【参加人数】19名(医学生12名、初期研修医1名(歯科)、看護学生2名、医療系学生1名、医療従事者3名) 【主催】ながさき地域医療人材センター 【後援・協賛】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト 【WS内容】  10:00-10:15 アイスブレーク(水谷先生・金先生)  10:15-12:30 Step0「女性」を診る・ナプキンワーク・Step1 妊娠前のケア(神田先生)  12:30-13:15 昼食  13:15-13:30 トークセッション(高原先生)  13:30-15:30 Step2 妊娠中のケア・調乳ワーク・Step3 産後のケア(鳥巢先生)  15:45-16:15 ポストテスト(水谷先生)  16:15-16:45 質疑応答(水谷先生)  17:00     閉会・写真撮影   ▼Step0 「女性」を診る  女性患者への医療面接の心構え・コミュニケーションの工夫などは基本的な医療面接の姿勢とほとんど同じだから、気負わずに!というアドバイスを頂きました。実際にスモールグループでお互いに医療面接を行ったあと、会場からは「いざ本番になった時にちゃんと聞けるのか心配」「若者だけれど、プロとして威厳を持って聞くことができるのか心配」など声が挙がりました。講師からこのような場で少しずつ練習していくことが必要であること、ライフステージを意識した問診を心掛けるなどプラスひと工夫を大切にしてほしいということを強調されました。   ▼ナプキンワーク  男性はモノ自体・開け方・捨て方すべてが新鮮で、皆真剣な面持ちでした。女性からも「これで20mlなんだ」「意外とさらさら」という声も挙がりました。タンポンを置き忘れてsepsic shockになって運ばれてくることもあるということで、医療現場でも忘れてはいけない知識です。ナプキンの歴史を学んだり、ナプキンの断面を見たりするワークも面白いのではないでしょうか。   ▼Step1妊娠前のケア  妊娠前のケアは妊娠可能な全ての女性が対象になり、いつでもできる介入です。葉酸摂取やタバコやアルコールなどが母体・胎児に与える影響に加えて、家族計画や正しい避妊の知識の必要性を学びました。会場からは本人の生活環境・悩みの有無、産後の考えなどについても聴取する必要があるという意見も挙がりました。   ▼トークセッション  五島で産婦人科医として勤務されていた経験をお話して頂きました。事前に寄せられていた質問に「離島での出産に対する不安」が挙げられており、医療者としてどう接するか・当事者であった場合はどうするかについて、両方の立場からアドバイスを頂きました。   ▼Step2 妊娠中のケア  話題となっている放射線暴露の話を中心に、薬剤やワクチン接種の内容について話して頂きました。妊娠週数によって母体と胎児の状態が違うため、週数に応じたケアを行うことの重要性を強調されました。妊婦さんへの投薬はどうすればよいか、先生が実際に現場で調べている方法とツールについても教えて頂きました。   ▼調乳ワーク  調乳は初めてという人がほとんどでした。感染予防のため、温度や時間に注意することを学んだあと、参加者全員が調乳に挑戦しました。冷やし過ぎるとぬるくて美味しくなくなり、かといってあまり冷やさないと熱くてやけどしてしまうという具合で、参加者のほとんどが温度の調整に苦戦していました。自分で調乳したミルクを実際に飲んでみましたが「まずい」「懐かしい味がする」など感想は人によってまちまちでした。最後に調乳した人には哺乳瓶から飲んでもらいましたが、吸啜の力が弱くても意外と出てくるなど哺乳瓶を使った本人にしかわからない体験ができたようです。   ▼Step3産後のケア  授乳中の投薬についても、妊娠中の投薬と同様にツールを活用することを学びました。児・母にとっての母乳育児の利点について知り、可能な限り母乳育児をサポートする必要性や、やむを得ず人工乳になる人への配慮を忘れないことを強調されました。   ▼質疑応答  事前に寄せられていた質問に加え、当日の疑問点を書き出してもらい、その中から30ほどの質問に答えて頂きました。実際に友達からされた相談に対するアドバイスや子宮頸がんワクチン、インターネットやテレビで流されている情報とのつきあい方についての質問が多く挙がりました。   ◎主催者より  講師の先生には、今日から誰かにアドバイスできるようになることを目標に、優しい内容で話して頂きました。講師の先生・参加者の男女比はともに1:1、医学生だけでなく医療関係者も多く参加して頂いたため、想像以上に参加者同士での意見交換も興味深いものとなったようでした。講師の先生が要点を簡潔にまとめてくださったレジュメが最後に配布され、知識定着の一助になったようです。
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March 02, 2016 at 05:43PM

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 3月11日(金)に東京大学で開催されるセミナーを紹介します!! ぜひご参加ください。   *********************************************************************** よろづや 緩和ケア勉強会    この度、東大サークル「よろづや」では、緩和ケアに関する勉強会を、専門とされる講師の先生方を呼んで開催することとなりました。  普段の授業や実習などでは、外科手術・化学療法・放射線療法などの癌の治療法について学んでいることと思います。ですが根治療法が不可能と判断された患者さんに対して、適切にケアするための知識・技術についてはあまり教わる機会がありません。  今後高齢化社会を迎えていくにあたり、将来臨床現場で重要性が増してくると考えられる『緩和ケア』について、この機会を利用して一緒に勉強してみませんか?   【日時】2016年3月11日(金) 【場所】東京大学 医学部 教育研究棟 セミナー室2 【対象】興味のある医療系学生全員 【内容】 18:45〜20:45 レクチャー&ワークショップ 21:00〜 懇親会   【講師紹介】 宇井睦人 先生(川崎市立井田病院 総合診療科/緩和ケア内科) 田中雅之 先生(東京医療センター総合内科)   【主催】東京大学サークル「よろづや」 【協力】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト 【お申し込み】 参加を希望される方は yorozuyaut☆gmail.com(☆→@に変えてください)へ、 件名を緩和ケア勉強会参加希望とし、本文に①氏名 ②学校名 ③学部 ④学年 ⑤興味のあること ⑥懇親会希望の有無を記載の上でご連絡ください。
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2016年2月24日水曜日

表題翻訳プロジェクト 雑誌名:American family physician 2015年1月1日号 (翻訳者 大浦誠)

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の内堀 善有(生長会阪南市民病院救急科)と申します。
マルチポストにて失礼します。
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が 含まれており、詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします。

 表題翻訳プロジェクト 雑誌名:American family physician 2015年1月1日号 (翻訳者 大浦誠)

 Article
 ◎英語題名:Nonsurgical Management of Knee Pain in Adults
 ◎翻訳題名: 成人における膝痛の非外科的管理
 ◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26554281
 ◎一言コメント:慢性膝痛を管理するために理学療法との組み合わせで最初に使用される経口鎮痛薬はアセトアミノフェンと非ステロイド性抗炎症薬である。
 米国整形外科学会は、変形性関節症にグルコサミンやコンドロイチンを補給しないことを推奨している。
 手術の候補ではない患者では、オピオイド鎮痛薬は、保守的な薬物療法が無効である場合にのみ使用されるべきである。変形性膝関節症と膝蓋大腿疼痛症候群には運動療法が基本的である。
 減量は変形性関節症を有するすべての患者とBMI25以上の患者に奨励される。
 外傷性膝靭帯損傷や靭帯断裂を安定化させる以外の慢性膝痛へのニーブレースの有効性は不明であり、理学療法から置き換わるべきではない。
 下肢装具は、前膝の痛みのために役立つことがある。 コルチコステロイド注射は、変形性関節症患者における短期の疼痛緩和に有効である。
 ヒアルロン酸注射の利点は議論の余地がある。

 ◎英語題名:Common Questions About Pressure Ulcers
 ◎翻訳題名: 褥瘡に関する一般的な質問
 ◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26554282
 ◎一言コメント:身体機能・認知機能の低下による運動制限のある患者は褥瘡のリスクがある。高リスク患者は褥瘡予防のための支持体表面の評価と、エアマットを使用すべきである。医師は褥瘡の大きさや臨床的特徴を記載する必要がある。洗浄は過酸化水素などの腐食剤を避け、生理食塩水または水道水で行う。ドレッシングは、湿ってはいるが、濡れてはいない傷が治りやすい環境にすべきである。感染の存在は臨床判断により決定され、例えば新たな痛みや徐々に悪化する痛みは褥瘡の感染を疑う。褥瘡治療においては、患者の心理状態、動作の状態、認知機能の状態を認識すべきである。目標と長期予後だけでなく、社会的、経済的、介護資源の側面も治療に考慮すべきである。

 ◎英語題名:Obsessive-Compulsive Disorder: Diagnosis and Management
 ◎翻訳題名: 強迫性障害:診断と管理
 ◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26554283
 ◎一言コメント:強迫性障害(OCD)は、著しい苦痛や障害を起こしうる慢性疾患である。兆候や症状が様々であり、しばしば見落とされがちな複雑な疾患である。早期発見と特異的治療で改善が見込めるが、診断がしばしば遅れる。患者は治療で有意な改善を経験することができ、一部は寛解を達成できる。推奨される第一選択治療は認知行動療法、特に暴露・反応妨害法(ERP)(訳者注:脅迫行動を不安が減少するまでおこなわないこと、脅迫行動を行わないのに不安が減少する経験を積み重ねる)とSSRIである。OCD患者は他の適応症よりも多いSSRIの投与量を必要し、治療の応答期間は長めである。SSRIの長期投与は再発防止に有効である。重度の症状または初期治療に反応が乏しい場合、精神科医に紹介すべきである。治療抵抗性OCDにはクロミプラミンまたは非定型抗精神病とSSRIの増量などの治療がある。OCDの患者には密接に精神科併存疾患と自殺念慮を管理する必要がある。

 ◎英語題名:A Systematic Approach to the Evaluation of a Limping Child
 ◎翻訳題名: 跛行する児への体系的アプローチ
 ◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26554284
 ◎一言コメント:跛行は通常の年齢に応じた歩行パターンと比較して不均一、痙攣、面倒そうな歩行が見られたものと定義される。原因は痛み、脱力、変形などである。最も頻度の多い診断は一過性滑膜炎である。急性の跛行の原因には挫傷、足の異物で、骨折、骨髄炎、敗血症性関節炎、反応性関節炎、ライム関節炎などがある。慢性の波高の原因はリウマチ性疾患、皮膚筋炎、急性リウマチ熱、炎症性腸疾患、およびSLEがある。身体所見で局所の所見があれば、前後と側面像のレントゲン検査を行う。身体所見に局所所見がない場合でも両下肢のレントゲン検査をすべきである。臨床検査は病歴と身体所見によって導かれる。体温が38.5度以上で、荷重に対して拒否し、ESR
40mm/h以上、白血球12000/μl以上、CRPが20mg/dL以上であれば敗血症性股関節炎を疑うべきである。

 Department
 Keeping Up to Date
 POEMs
 ◎英語題名:CT Coronary Angiography in Patients with Suspected CAD: No
 Short-Term Benefit, Increased Rate of Invasive Angiography
 ◎翻訳題名: 冠動脈疾患が疑われる患者へのCT冠動脈造影:短期のメリットはなく、侵襲的血管造影が増加する
 ◎リンクページ:http://www.aafp.org/afp/2015/1115/p928.html
 ◎一言コメント:冠動脈疾患が疑われた場合、冠動脈CTは患者の症状や入院には短期的な影響を及ぼさなかったが、冠動脈血管造影の数を増加させた。
 さらに、CT冠動脈造影を受けていた患者の多くは、予防的処置および抗狭心症治療が行われた。 (エビデンスレベル2B)

 Clinical Evidence Handbook
 ◎英語題名:Scabies
 ◎翻訳題名: 疥癬
 ◎リンクページ:http://www.aafp.org/afp/2015/1115/p919.html
 ◎一言コメント:疥癬治療薬で話題となっている薬はペルメトリン[訳者注:日本ではイベルメクチン(ストロメクトール)とイオウ外用が承認されているが、その2剤よりも効果があるという理由で保険収載の承認待ち]は28日以内に疥癬の臨床的治癒を高めることで非常に効果的。局所クロタミトン(オイラックス)も有効である。

 Practice Guidelines
 ◎英語題名:AAO–HNSF Releases Guideline on Allergic Rhinitis
 ◎翻訳題名: AAO–HNSFはアレルギー性鼻炎のガイドラインを発表した
 ◎リンクページ:http://www.aafp.org/afp/2015/1115/p942.html
 ◎一言コメント:症状、生活の質を妨害する患者に、鼻腔内ステロイドおよび第二世代抗ヒスタミン薬が強く推奨されている。
 第二世代抗ヒスタミン薬のほうが鼻腔内ステロイドよりも効果的である。
 治療に抵抗がある場合、特異的IgEや皮膚や血液検査が推奨されるが、アレルギー性鼻炎の診断においては不確実である。併用療法は、単独の鼻腔内ステロイドがアレルギー症状をコントロールできていない場合に選択される。


【参加メンバー】
飯島研史:群馬家庭医療学センター
内堀善有:阪南市民病院 救急科
北本晋一:亀田ファミリークリニック館山
佐々木隆徳:みちのく総合診療医学センター
佐々木隆史:京都家庭医療学センター 医療生協 こうせい駅前診療所
成島仁人:(特定医療法人暲純会)津ファミリークリニック
廣瀬英生:郡上市地域医療センター 国保和良診療所
本郷舞依:みちのく総合診療医学センター
松口崇央:飯塚病院 消化器内科
渡邉力也:福知山市民病院
加藤大祐:名古屋大学医学部附属病院総合診療科
黒木仁史:みちのく総合診療医学センター
寺澤佳洋:豊田地域医療センター
大浦誠:南砺市民病院 総合診療科
小林直子:南砺市民病院 総合診療科
吉本尚:筑波大学医学医療系 地域医療教育学/附属病院 総合診療科
武田 仁: 喜多方市 地域・家庭医療センター
玉井杏奈:台東区立台東病院総合診療科
吉田伸:飯塚穎田家庭医療プログラム
今藤誠俊:医療福祉生協連 家庭医療学レジデンシー・東京 根津診療所

2016年2月21日日曜日

定会にご参加いただき、ありがとうございます & クルー100人突破!!

本日 定会を開催いたしました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

定会の議事録に関しましては、改めてお伝えさせていただきたいと思います。

開催中に、クルー100人プロジェクトのクルーが100人達成いたしました!!!
ありがとうございます。

今後とも、若手の活動を一緒に盛り上げていきましょう!
よろしくお願いいたします。
第6期若手医師部会「クルー100人プロジェクト」各チームへ興味のある方はこちらからメーリングリストへご加入ください!
「クルー100人プロジェクト」
http://goo.gl/forms/9NrSZQKsgF
海外チーム・地域ごとコミュニティチーム・病院総合医チーム・世代ごとコミュニティチーム・多学会連携チーム

2016年2月9日火曜日

第5回総合診療ワークショップ in 島根大学 報告

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 10月31日(土)に島根大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!! 報告書を作ってくださった松本先生、有難うございました!   *********************************************************************** 第5回総合診療ワークショップ   【日時】2015年10月31日(土) 14時~17時45分   【場所】島根大学医学部   【講師】 高橋賢史:出雲家庭医療学センター 藤原悠子:出雲家庭医療学センター 藤原和成:出雲家庭医療学センター 久野遙加:筑波大学 総合診療グループ 来住知美:大阪市立総合医療センター 感染症内科 木島庸貴:島根大学医学部総合医療学講座 松本賢治:出雲家庭医療学センター 能美雅之:島根大学医学部総合医療学講座 上村祐介:島根県立中央病院 総合診療科   【参加人数】21名(医学生16名、初期研修医2名、看護学生1名、その他2名)   【主催】総合診療医育成ネットワーク 島根大学医学部地域医療支援学講座   【共催】出雲家庭医療学センター 島根大学医学部総合医療学講座   【協力】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト   【WS内容】 14:05 - 14:20 「総合診療医って何?」(15分)  出雲家庭医療学センター 松本翔子 先生  総合診療医の特徴、求められる役割について  BPSモデル、家族志向ケアの概念についてミニレクチャー   14:20 - 15:10 1部:BPSで考える総合診療医の目線1(50分)  島根県立中央病院 上村祐介先生  症例で考える総合診療医の頭の中  50歳女性 頭痛を主訴に来院  この症例から鑑別疾患の立て方を学び、グループでプロブレムリストを議論してもらった。よくある疾患と見逃してはいけない疾患をそれぞれ考えつつ、患者の全体像をとらえるためのプロブレムリストを作ってもらった。   15:20 - 16:40 2部:BPSで考える総合診療医の目線2(80分)  出雲家庭医療学センター 松本賢治先生  前述の症例の続きを用いて、BPSモデルのpsycho,social面について考察していく。初診時に頭痛と糖尿病が見つかり、糖尿病の生活指導を開始したがなかなか上手くいかない。患者の背景まで目を向けてプロブレムリストを作りなおそう、というワークを行った。患者の家族背景、心理社会的な問題まで及ぶプロブレムリストが作成され、さらにそれらの関連を考え、介入ポイントをグループワークで検討した。   16:45 - 17:30 Meet the expert(45分)  出雲家庭医療学センター センター長 高橋賢史 先生  大阪市立総合医療センター感染症内科 来住知美 先生  筑波大学総合診療科 家庭医療専攻医 久野遥加 先生  司会 能美雅之先生  3名の先生方に普段の診療や研修の様子、やりがいや進路をどう選んできたかなどを語ってもらった。会場からは活発な質疑があった。   17:30 - 17:40 まとめ  島根大学医学部地域医療支援学講座 谷口栄作 教授
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家庭医療ってなんだ?~若手医師に学ぶ、ジェネラリストの未来~ in 愛媛大学 報告

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 12月5日(土)に愛媛大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!! 報告書を作ってくださった田中さん、有難うございました!   *********************************************************************** 家庭医療ってなんだ?~若手医師に学ぶ、ジェネラリストの未来~   【日時】2015年12月5日(土) 13時~17時   【場所】愛媛大学医学部キャンパス 基礎第一講義室   【講師】 長谷川陽一:愛媛大学医学部地域医療学講座 来住知美:大阪市立総合医療センター 年森慎一:医療法人鉄蕉会亀田ファミリークリニック館山 山内優輔:岡山家庭医療学センター   【参加人数】22名(医学生17名、初期研修医1名、後期研修医1名、その他医師2名、医療従事者1名)   【主催】日本プライマリ・ケア連合学会学生・研修医部会 四国支部   【共催】愛媛大学医学部地域医療学講座     日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト   【WS内容】  家庭医療って定義は何?家庭医、病院総合医、プライマリケア医、総合診療医とか名称はいっぱいあるけどどう違うの?実際どんなことをしてるの?臓器別専門医になるから知らなくてもいいものなんじゃないの?といったさまざまな疑問を解き、もっと知りたい!もっと考えたい!と思えるキッカケを提供するワークショップを開催しました。  今回は参加者として香川大学と愛媛大学の、1年生から5年生まで計17名の医学生の皆さんに参加していただきました。講師、ファシリテーター、地域医療学講座の先生を含めると8人の先生たちにお越しいただきとてもフォローを受けやすい場になりました。  内容としては、まず導入として学生3人によるオープニングスキットを行いました。家庭医のアプローチってどんなものだろう、病気ではなく人を診るとはどういうことか、という問題提起として実施したところ参加者のみなさんはその場の空気感に惹き込まれているようでした。  次に全体像を掴むための総論を「プロローグ~家庭医療ってなんだ?」という題で長谷川先生にお話ししていただきました。実際にどこで働いているのか、どういう思いで家庭医を志したのかなどを講師陣の自己紹介を交えながら扱いました。参加者の中で家庭医の具体的なイメージができたのではないかと思います。  第二部では「家庭医療をやってみよう~謎解きはランチのあとで」と題して年森先生と山内先生の同級生コンビに家庭医療の中でも患者中心の医療、CONTEXT、Disease& Illnessに焦点をあててグループワーク、ロールプレイを行いました。疾患名を与えられただけでは満足できない患者さんもいる。説明したからといって患者が理解して同意しているとは限らない、共通の理解基盤を構築することは難しいということを改めて感じました。  最後に「エピローグ~学び続ける医療者であるために」というセッションを来住先生にお願いしました。自分の学習スタイルを見つめなおしたり、家庭医療看護師の井上さんのお話から他職種の方の思いを感じたりしたあとに明日からできることとして家庭医療夏期セミナーなどさまざまな活動を紹介しました。  関東や関西などでは家庭医療という名のもとに集まる医系学生が多くいるなか、四国ではまだまだ認知度、重要視する人の割合が少ないのが現状です。また、愛媛大学の学生は学外の活動に興味を示しても行動に移す人が少なく、この勉強会を皮切りにさまざまなことにチャレンジしてほしい、という気持ちから、今回のワークショップを企画しました。  いままでに勉強会などに参加したことがない学生の方が多く参加してくれて、はじめは緊張からか静かだった会場がどんどんにぎやかに、活発なディスカッションが行われていくように変わっていくのを見て、参加者のなかでもっと知りたい!次に何かしたい!といった思いが湧いてきたのではないかと思います。振り返りの大切さ、個人に合わせた学習方法などこれから一人でも行っていけるようなセッションがあったことも次につながる予感がしました。  ここで参加者さんからの声を紹介させていただきます。   ・劇からはじまるところから、すでに惹きつけられていました。先生の紹介プレゼンがあったのも良かったです。ロールプレイングが楽しかったです。学校ではやりっぱなしになることが多いです。フィードバックがあってとても良かったです。家庭医が専門医として捉えられているのにも驚きました。 ・勉強していて、または部活をしていて「これって意味あるのかな?将来何が役に立つかわからないっていうけど、ホントかな?」と不安になることはあったので「いろんな経験をしたらいい」という言葉を聞いて安心しました。とても楽しく有意義な時間が過ごせました。有難うございました。先生方、スタッフの皆さんお疲れさまでした。 ・とても練られた内容で、いろいろなことを深く学ぶことができました。最後に学生に何ができるかについて紹介していたのがとても良かったです。    また今後とも、今回のようにアットホームな雰囲気でみんなが一緒に楽しく学べるような勉強会を企画していきます。どうぞよろしくお願いします。
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