*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2016年3月2日水曜日

March 02, 2016 at 05:45PM

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。 1月23日(土)に長崎大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!! 報告書を作ってくださった山﨑さん、有難うございました!   *********************************************************************** もっと身近に!ウィメンズヘルス!〜ニャン吉くん、教えてあげるよ!編〜   【日時】2016年1月23日(土) 10:00-17:00 【場所】長崎大学 坂本キャンパス ポンペ会館1階 セミナー室 【講師】 水谷佳敬:長崎医療センター産婦人科 金弘子:頴田病院 飯塚・頴田家庭医療プログラム専攻医 鳥巢裕一:長崎医療センター家庭医療後期研修プログラム専攻医 神田萌:北海道家庭医療学センター家庭医療後期研修プログラム専攻医 高原紗綾:大村市民病院 丸山淳也:岡山家庭医療センター 奈義ファミリークリニック 【参加人数】19名(医学生12名、初期研修医1名(歯科)、看護学生2名、医療系学生1名、医療従事者3名) 【主催】ながさき地域医療人材センター 【後援・協賛】日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト 【WS内容】  10:00-10:15 アイスブレーク(水谷先生・金先生)  10:15-12:30 Step0「女性」を診る・ナプキンワーク・Step1 妊娠前のケア(神田先生)  12:30-13:15 昼食  13:15-13:30 トークセッション(高原先生)  13:30-15:30 Step2 妊娠中のケア・調乳ワーク・Step3 産後のケア(鳥巢先生)  15:45-16:15 ポストテスト(水谷先生)  16:15-16:45 質疑応答(水谷先生)  17:00     閉会・写真撮影   ▼Step0 「女性」を診る  女性患者への医療面接の心構え・コミュニケーションの工夫などは基本的な医療面接の姿勢とほとんど同じだから、気負わずに!というアドバイスを頂きました。実際にスモールグループでお互いに医療面接を行ったあと、会場からは「いざ本番になった時にちゃんと聞けるのか心配」「若者だけれど、プロとして威厳を持って聞くことができるのか心配」など声が挙がりました。講師からこのような場で少しずつ練習していくことが必要であること、ライフステージを意識した問診を心掛けるなどプラスひと工夫を大切にしてほしいということを強調されました。   ▼ナプキンワーク  男性はモノ自体・開け方・捨て方すべてが新鮮で、皆真剣な面持ちでした。女性からも「これで20mlなんだ」「意外とさらさら」という声も挙がりました。タンポンを置き忘れてsepsic shockになって運ばれてくることもあるということで、医療現場でも忘れてはいけない知識です。ナプキンの歴史を学んだり、ナプキンの断面を見たりするワークも面白いのではないでしょうか。   ▼Step1妊娠前のケア  妊娠前のケアは妊娠可能な全ての女性が対象になり、いつでもできる介入です。葉酸摂取やタバコやアルコールなどが母体・胎児に与える影響に加えて、家族計画や正しい避妊の知識の必要性を学びました。会場からは本人の生活環境・悩みの有無、産後の考えなどについても聴取する必要があるという意見も挙がりました。   ▼トークセッション  五島で産婦人科医として勤務されていた経験をお話して頂きました。事前に寄せられていた質問に「離島での出産に対する不安」が挙げられており、医療者としてどう接するか・当事者であった場合はどうするかについて、両方の立場からアドバイスを頂きました。   ▼Step2 妊娠中のケア  話題となっている放射線暴露の話を中心に、薬剤やワクチン接種の内容について話して頂きました。妊娠週数によって母体と胎児の状態が違うため、週数に応じたケアを行うことの重要性を強調されました。妊婦さんへの投薬はどうすればよいか、先生が実際に現場で調べている方法とツールについても教えて頂きました。   ▼調乳ワーク  調乳は初めてという人がほとんどでした。感染予防のため、温度や時間に注意することを学んだあと、参加者全員が調乳に挑戦しました。冷やし過ぎるとぬるくて美味しくなくなり、かといってあまり冷やさないと熱くてやけどしてしまうという具合で、参加者のほとんどが温度の調整に苦戦していました。自分で調乳したミルクを実際に飲んでみましたが「まずい」「懐かしい味がする」など感想は人によってまちまちでした。最後に調乳した人には哺乳瓶から飲んでもらいましたが、吸啜の力が弱くても意外と出てくるなど哺乳瓶を使った本人にしかわからない体験ができたようです。   ▼Step3産後のケア  授乳中の投薬についても、妊娠中の投薬と同様にツールを活用することを学びました。児・母にとっての母乳育児の利点について知り、可能な限り母乳育児をサポートする必要性や、やむを得ず人工乳になる人への配慮を忘れないことを強調されました。   ▼質疑応答  事前に寄せられていた質問に加え、当日の疑問点を書き出してもらい、その中から30ほどの質問に答えて頂きました。実際に友達からされた相談に対するアドバイスや子宮頸がんワクチン、インターネットやテレビで流されている情報とのつきあい方についての質問が多く挙がりました。   ◎主催者より  講師の先生には、今日から誰かにアドバイスできるようになることを目標に、優しい内容で話して頂きました。講師の先生・参加者の男女比はともに1:1、医学生だけでなく医療関係者も多く参加して頂いたため、想像以上に参加者同士での意見交換も興味深いものとなったようでした。講師の先生が要点を簡潔にまとめてくださったレジュメが最後に配布され、知識定着の一助になったようです。
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