*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2017年6月24日土曜日

英国家庭医の受け入れ施設からのご報告1

皆様へ

こんにちは。
若手医師部門の阿部計大と申します。
毎年日英・日韓プライマリ・ケア交換留学プログラムが行われておりますが、今回は英国と韓国の家庭医を受け入れた先生方から、それぞれご感想とご報告を頂きました。何回かに分けてご紹介させて頂きますので、写真と共にお楽しみいただけたらと存じます。
1回目は英国家庭医を受け入れられた宮崎大学からのご報告です。

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レカ先生を受け入れて

宮崎大学地域医療・総合診療医学講座の吉村です。今回英国のレカ先生を1週間受け入れることできて大変嬉しく思います。当講座の家庭医療専攻医のお二人に関わってみての感想を書いてもらいましたの紹介します。

専攻医一年目楠元京子医師(串間市民病院総合診療科)
「今回、初めてこのような企画に関わらせて頂きましたが、レカ先生が私と同じように研修プログラムを始めたばかりだったのでお互い楽しく情報交換させていただきました。病院では一緒に外来の患者さんを診て突然の血小板数低下の原因や今後のフォローについてdiscussionしたり、大納診療所に行き膝が痛いおばあちゃんを一緒に診察したり、その帰りがけに恋ヶ浦で写真を取ったりしました。2日は私の家にホームステイで私の母や子供たちとも楽しく話してくれていました。また一泊はダグリ温泉に泊まっていただきましたが温泉はもともと大好きだったらしく大変喜んでくれました。日本PC連合学会でも再会できて彼女の発表も見れましたし、同じ研修一年目として、お互いいいGPになろうね、とあつくハグしてお別れしてまいりました^_^
忙しかったですが楽しかったし、将来の為にもなるかもしれないいい繋がりができたと思います。本当にありがとうございました。」


専攻医三年目三浦拓医師(チーフレジデント:串間市民病院総合診療科)
「今回で英国医師3人目の受け入れとなり、全員にそれなりに関わってきましたが、今回は串間市民病院だけで受け入れるということでいろいろ研修内容というものを考えさせられたと思います。レクチャーに診察・往診陪席にカンファレンスと事前には色々考えていても、 当日の時間ズレや想定ズレで臨機応変さが求められました。 個人的には日英の制度面での相違を特に持ち帰ってほしいと考えて、色々説明しましたが、強い興味を持っていただけて、特に労働としての研修について彼我のあまりに大きな隔たりに驚いていらっしゃいました(どういう隔たりかは想像にお任せします)。私に付いていただいた1日では救急外来から外科、内科、総合診療科外来、内視鏡、 訪問での脳腫瘍患者のリハビリ診察ととても幅広い日常を紹介できたので、かなりインパクトが残せたかなと思います。 日本の総合診療の特徴が英国に知れ渡れば幸いです。」


専攻医二人の感想から、現地での直接の交流がもたらす効果(特にモチベーション)はとても大きいと考えています。また事務の方々や看護師さんをはじめとする病院スタッフの皆様には暖かく見守って研修を盛り上げて頂いて本当に感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。(文責:吉村学)
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