*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2017年6月30日金曜日

英国家庭医受け入れ報告2

2つ目の英国家庭医の受け入れ報告を頂きました。
写真と共に楽しんで頂けますと幸いです。

若手医師部門 国際交流チーム 
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熊本で受け入れましたDr Rose Nearyの研修内容の概略と写真を添付させていただきます。

5月15日:
・公立玉名中央病院 病院長と面談、総合診療科診療見学、専攻医の教育風景見学
5月16日:
・総合診療の研修機関で専攻医もいる安成医院の診療見学、所在自治体の保健課視察
・専攻医にむけてイギリスの医療制度・専門研修について講演(参加者、教員7名、専攻医3名)
5月17日:
・熊本被災地 益城町視察(益城町復興課/熊本大学政策創造研究教育センター 円山琢也先生案内)、熊本城視察(熊本大学医学部附属病院 高柳宏史先生案内)
・熊本大学医学生・初期研修医にむけてイギリスの医療制度・GPの役割・女性医師への社会的支援体制などについて講演(参加者 医学生・初期研修医・教員等 40名)講演後、福岡へ移動
 と非常に盛沢山な3日間になりました。

 学生・初期研修医・専攻医・教員や、町職員まで良い意味で刺激をいただきました。熊本で、General Practitionerの講演会はおそらく初めてで、教員も含めて非常にイギリスにおける医療制度を理解するのによい機会となりました。Dr Nearyも大変熊本を楽しんでいただけたようでした。
 
 以上簡単ですが、報告させていただきます。


2017年6月25日日曜日

韓国家庭医受け入れ報告1

英国家庭医の受け入れ報告に引き続き、韓国家庭医の受け入れのご報告も頂きました。
若手医師部門 国際交流チーム 
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Park先生をお迎えして
National Cancer Centerホスピス/緩和ケア科フェローのSo Jung Park先生が日韓プライマリ・ケア交換留学プログラムを通じて亀田ファミリークリニック館山のいらっしゃいました。
1日は訪問診療に同行して、慢性疾患や癌で自宅療養されている方を見学していただき、1日は外来で様々な家庭医の外来診療を見学していただきました。
日本語で話す在宅患者さんと英語でやり取りしているのになぜか通じ合ってしまうPark先生のコミュニケーション力の高さが印象的でした。
亀田総合病院の緩和ケア科にも訪問していただき、緩和ケアチームの多職種との交流を通して日本の緩和ケアの現状についても学びを得ていただきました。
それぞれの文化や現状の違いを感じるとともに共通点にも気付き、我々に多くの学びや刺激をもたらしてくださいました。
今後一層日韓交流が深化する事を確信しております。
ご協力いただきました関係各位にこの場を借りて深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

2017年6月24日土曜日

英国家庭医の受け入れ施設からのご報告1

皆様へ

こんにちは。
若手医師部門の阿部計大と申します。
毎年日英・日韓プライマリ・ケア交換留学プログラムが行われておりますが、今回は英国と韓国の家庭医を受け入れた先生方から、それぞれご感想とご報告を頂きました。何回かに分けてご紹介させて頂きますので、写真と共にお楽しみいただけたらと存じます。
1回目は英国家庭医を受け入れられた宮崎大学からのご報告です。

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レカ先生を受け入れて

宮崎大学地域医療・総合診療医学講座の吉村です。今回英国のレカ先生を1週間受け入れることできて大変嬉しく思います。当講座の家庭医療専攻医のお二人に関わってみての感想を書いてもらいましたの紹介します。

専攻医一年目楠元京子医師(串間市民病院総合診療科)
「今回、初めてこのような企画に関わらせて頂きましたが、レカ先生が私と同じように研修プログラムを始めたばかりだったのでお互い楽しく情報交換させていただきました。病院では一緒に外来の患者さんを診て突然の血小板数低下の原因や今後のフォローについてdiscussionしたり、大納診療所に行き膝が痛いおばあちゃんを一緒に診察したり、その帰りがけに恋ヶ浦で写真を取ったりしました。2日は私の家にホームステイで私の母や子供たちとも楽しく話してくれていました。また一泊はダグリ温泉に泊まっていただきましたが温泉はもともと大好きだったらしく大変喜んでくれました。日本PC連合学会でも再会できて彼女の発表も見れましたし、同じ研修一年目として、お互いいいGPになろうね、とあつくハグしてお別れしてまいりました^_^
忙しかったですが楽しかったし、将来の為にもなるかもしれないいい繋がりができたと思います。本当にありがとうございました。」


専攻医三年目三浦拓医師(チーフレジデント:串間市民病院総合診療科)
「今回で英国医師3人目の受け入れとなり、全員にそれなりに関わってきましたが、今回は串間市民病院だけで受け入れるということでいろいろ研修内容というものを考えさせられたと思います。レクチャーに診察・往診陪席にカンファレンスと事前には色々考えていても、 当日の時間ズレや想定ズレで臨機応変さが求められました。 個人的には日英の制度面での相違を特に持ち帰ってほしいと考えて、色々説明しましたが、強い興味を持っていただけて、特に労働としての研修について彼我のあまりに大きな隔たりに驚いていらっしゃいました(どういう隔たりかは想像にお任せします)。私に付いていただいた1日では救急外来から外科、内科、総合診療科外来、内視鏡、 訪問での脳腫瘍患者のリハビリ診察ととても幅広い日常を紹介できたので、かなりインパクトが残せたかなと思います。 日本の総合診療の特徴が英国に知れ渡れば幸いです。」


専攻医二人の感想から、現地での直接の交流がもたらす効果(特にモチベーション)はとても大きいと考えています。また事務の方々や看護師さんをはじめとする病院スタッフの皆様には暖かく見守って研修を盛り上げて頂いて本当に感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。(文責:吉村学)
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2017年6月8日木曜日

【翻訳プロジェクト】表題翻訳プロジェクト American family physician 2076年4月1日号(廣瀬英生)


海外家庭医療雑誌表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の内堀 善有(名張市立病院総合診療科)と申します。
マルチポストにて失礼します。
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が含まれており、詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします。
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雑誌名:American Family Physician 201741日号
翻訳者 県北西部地域医療センター国保和良診療所 廣瀬英生

◎英語題名:Exercise Prescriptions in Older Adults◎翻訳題名:高齢者に対する運動療法
◎コメント:慢性疾患の管理において活動性や運動は重要なポイン トである。あらゆる運動が静止動作より健康に有益だと考えられている。ガイドラインでは、週に150分以上の中等度の、または7 5分以上の強い強度の有酸素運動、2日以上の筋肉強化活動を勧めている。

◎英語題名:Chronic Obstructive Pulmonary Disease: Diagnosis and Management
◎翻訳題名:COPDのマネージメント
◎コメント:喫煙歴(Brinkman index 800以上)があり、安静時もしくは労作時に息切れがある方、 慢性咳嗽、喘鳴の既往があるなど問診と身体診察で疑う。 3つの兆候すなわちPeak flow rate350L以下、Brinkman index 600以上、呼吸音の減弱はよい指標となる。すべてがないなら否 定できる指標である。

◎英語題名:Postpartum Hemorrhage: Prevention and Treatment◎翻訳題名:分娩後の出血
◎コメント:妊娠Ⅲ期の積極的な管理をルーチンで行うことが求められる。前在肩甲を分娩した後のオキシトシンが最も重要な点である。ルーチンの会陰切開術は、出血と肛門裂傷をきたすおそれがあるので避けるべきである。4T (子宮弛緩症 (Tone)、裂傷、血腫、逆位、破裂 (Trauma)、組織の遺残や癒着胎盤 (Tissue)、凝固異常症 (Thrombin)に注意するとよい。

<海外家庭医療・総合医療雑誌 表題翻訳プロジェクト>
参加者17人 H27.7.4現在
飯島(群馬家庭医療学センター)、内堀(名張市立病院)、北本(亀田ファミリークリニック館山)、今藤(根津診療所)
佐々木隆 徳(みちのく総合診療医学センター)、佐々木隆史(こうせい駅前診療所)、武田(喜多方市地域・家庭医療センター)
玉井(台東区立台東病院)、成島(津ファミリークリニック)、廣瀬(国保和良診療所)、本郷(みちのく総合診療医学センター)
松口(原三信病院)、吉田(飯塚穎田家庭医療プログラム)、吉本(筑波大学)、渡邉(福知山市民病院)、
加藤(三重大学)、黒木(みちのく総合診療医学センター)