*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

第6期若手医師部会「クルー100人プロジェクト」各チームへ興味のある方はこちらからメーリングリストへご加入ください!
「クルー100人プロジェクト登録フォーム」”こちらは初期研修医から加入可能です!!”
海外チーム・地域ごとコミュニティチーム・病院総合医チーム・世代ごとコミュニティチーム・多科・多職種連携チーム

2015年12月15日火曜日

結局、総合診療専門医、って何なの?〜新専門医制度とキャリアパス〜 in 埼玉医大報告

ジェネラリスト80大学行脚プロジェクトスタッフの杉谷です。
11月14日(土)に埼玉医科大学で開催された勉強会の報告を頂きましたので紹介します!!
報告書を作ってくださった長谷川さん、有難うございました!
 
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結局、総合診療専門医、って何なの?〜新専門医制度とキャリアパス〜
 
 
【日時】2015年11月14日(土)
 
【場所】埼玉医科大学毛呂山キャンパス オルコスホール1511教室
 
【講師】
中元 秀友:埼玉医科大学 総合診療内科 教授、埼玉医科大学病院研修管理委員長
前野 哲博:筑波大学 医学医療系 地域医療教育学 附属病院 総合臨床教育センター・総合診療科 教授/
      日本プライマリ・ケア連合学会 副理事長
柴﨑 智美:埼玉医科大学 地域医学・医療センター 准教授
高木 博:筑波大学 総合診療グループ 大和クリニック 副院長(埼玉医大卒業生)
大塚 貴博:医療法人麻葉会 明戸大塚医院 院長(筑波大学 総合診療グループ)
遠井 敬大:日本医療福祉生協連 家庭医療学開発センター(CFMD)/川崎セツルメント診療所 所長(埼玉医大卒業生)
高橋 聡子:筑波大学 総合診療グループ 後期研修医
橋本 正良:埼玉医科大学 総合診療内科 教授 外来医長
小林 威仁:埼玉医科大学 総合診療内科 講師 病棟医長
 
【参加人数】36名(医学生29名、初期研修医1名、後期研修医1名、その他医師3名)
【主催】日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会 関東支部
 
【共催】
埼玉医科大学地域医学・医療センター
埼玉医科大学総合診療内科
日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
 
【WS内容】
▼ Opening Remarks
<グループワーク①総合診療のイメージって?>
 各グループで各々が ”いま” 思っている総合診療について話しました。
 
▼ シンポジウム「徹底討論!総合診療というキャリアパス」
前半:大塚先生・高木先生・遠井先生のキャリア紹介
後半:質疑応答
 お三方に自身のキャリアについてお話ししていただきました。
 あんなことや、こんなこと…。
 みなさま、いろんな思いを持って ”いま” の道を歩いています。
 偶然の出会いや偶然は必然?など…総合診療の道は不安があるかもしれませんが、必要とされているからやりがいがある、と口を揃えておっしゃっていました。
 
▼ 中元先生講演  自身のキャリアパスと埼玉医大総合診療内科の展望
 ”いま” の埼玉医科大学の総合診療内科を立ち上げた先生です。
 主にホスピタリストとしてご活躍されており、様々な病院で診療された経験が ”いま” につながっているとおっしゃっていました。
 患者さんのことを第一に考えて診療できる医療人を今後育てていき、埼玉県の医療を埼玉医科大学総合診療内科から変えるという力強いお言葉をいただきました。
 
▼ 前野先生講演
前半:総合診療とは
 グループワーク②総合診療のイメージは変わりましたか??
後半:新専門医制度について(新しい「総合診療専門医」)
 ”総合診療”って結局なんですか。そんな問いにお答えいただきました。
 地域をまるごと診る、その人のところに相談に行けばなんとかなる one stop service、大学の現場から発信する総合診療、急性期の臓器別専門医=ゴールキーパー、総合診療専門医=ペナルティエリア外からゴールを阻止する(DFまで)などなど…
 
 この度の企画ではたくさんの先生方に遠くからお越しいただき、大成功をおさめることができました。
 この場を借りて感謝申し上げます。
 
 当日はたくさんの”ヒト”の”化学反応”がありました。
 多くのものを感じ取り、学び取って各々帰ったことと思います。
 しかしながら大事なことはこれ以降の自身のアクションです。
 今回の企画で灯った「火」を消すことなく、今後とも埼玉医大では総合診療を体系的に学ぶ機会を定期的に設け、埼玉医大から様々なことを発信していけるよう力を蓄えていきたいと強く思うと同時に、自分たちで道を切り開き、振り返ったその道こそがキャリアなのだと、振り返ったときに胸を張れるように頑張っていきたいと思っています。
 全ては”ヒト”の幸せのために…。

2015年12月10日木曜日

「第11回若手医師のための家庭医療学冬期セミナー 特別企画 eパネル企画」へのご協力のお願い

「若手医師のための家庭医療学冬期セミナー」(以下 冬期セミナー)は今年度で11回目を迎えることとなりました。前回のセミナーでは、「キャリア支援企画」としてキャリアパスの提示をパネル形式で行い好評を頂きました。そこで今回も、後期研修、フェローシップ等のキャリアパスの提示を企画しております。
 今回はテーマの”Link”にちなみ、実際にセミナーに参加できない方にも見て頂けるように、Facebookでの掲載(eパネル)のみの予定としております。ご協力いただける施設は、下記の手順で応募をお願いいたします。

【企画の概要】
1. 当セミナーについて
日時:2016220( 21()
会場:東京大学本郷キャンパス(東京都文京区);医学教育研究棟第18セミナー室および鉄門記念講堂 他
対象:総合的な医療を目指す初期研修医・専攻医・若手医師
定員:320名(予定)
テーマ:Link 〜紡ぎ、広げる わかてのわ〜
2. パネル企画 キャリアパス紹介について
<企画内容>
・対象:専攻医を中心としたこれからのキャリア形成を考えている医師
・目的:インターネットを通じて国内のプログラムを広く共有する
・形式:Facebook上に掲載(口頭・展示発表はありませんが、Facebookのコメント機能や”いいね”ボタンを使用して頂くことで、双方向的なやりとりが可能です)
<応募方法について>
 現在、後期研修プログラム、フェローシップ、Faculty Development各種専門医認定を目的としたプログラムもしくは復職支援プログラムを提供されている施設や大学院等に、内容のご紹介をお願いしたく公募をいたします。
この企画は専門医を目指す医師のキャリア支援を目的に行っています。各プログラムのリクルートの場ではない点をご了承ください。
なお、締め切りは20151222()とさせていただきます。
<応募手順>
1. 施設単位でポスター画像データ(PDF形式に限る)を下記アドレスまでメールでお送りください(ポスター記載項目は下記参照)。応募はプログラム責任者でなくても可能です。1つの施設で複数プログラムがある場合は、その旨もご記載ください。
2. 掲示条件を確認後、担当者より1週間程度で折り返しご連絡いたします。万が一、連絡がない場合は企画代表(Mail: fuyusemi.pannel@gmai.comへご連絡ください。

※ 原則として1つの施設は1つのポスターでのご応募をお願いいたします。 

記載内容は下記の通りです。
**********************************************
<ポスター記載項目(必須)>
1.施設名
2.プログラム名称
3.代表者氏名
4.代表者連絡先(E­mail アドレス等)
5.分類選択(後期研修、フェローシップ、Faculty Development、大学院、復職支援、その他)
6.プログラムの内容(100字程度)
  例:公衆衛生を学ぶためのPhDコース、〇〇資格取得できます など
7.在籍者数または修了者数 もし分かればそのうち家庭医療専門医の数もお願いします
**********************************************

本企画に関してご不明な点などがございましたら、企画代表(Mail: fuyusemi.pannel@gmail.comにお問い合わせください。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年12月9日水曜日

表題翻訳プロジェクト American family physician 2015年8月1日号 (小林直子)

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の
廣瀬英生(県北西部地域医療センター国保和良診療所)と申します
マルチポストにて失礼します。
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が含まれており、
詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします。

雑誌名:American Family Physician ; 8/1 号 (小林直子)

Article

◎英語題名:Rosacea: Diagnosis and Treatment
◎翻訳題名:酒皶:診断と治療
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26280139
◎一言コメント
 酒皶は原因不明の慢性顔面疾患で、その特徴は顔の中心に一時的または永続的な紅斑、毛細血管拡張、炎症性丘疹および膿胞と結合組織の過形成である。4つのサブタイプと一つの変異体に分類される。(紅斑毛細血管拡張型、丘疹膿胞型、腫瘤様型、眼型、肉芽腫様型)
治療は誘因を避け、刺激の少ない石鹸を使用し、水分補給、日光を避けることである。炎症部位や紅斑の初期治療はメトロニダゾールアゼライン酸の局所塗布である。丘疹膿胞型はテトラサイクリンドキシサイクリンの全身投与、腫瘤様型は主にレーザーか光線療法で治療される。眼型は眼瞼の清潔保持とシクロスポリンや抗生剤の局所・全身投与である。 

◎英語題名:Management of Spontaneous Vaginal Delivery
◎翻訳題名:自然経膣分娩の管理
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26280140
◎一言コメント
 分娩開始期、分娩経過(分娩第1期、分娩第2期、分娩第3期)の各時期について解説されている。分娩開始時~分娩第1期にかけて、破水時の産道感染症(B群溶連菌感染症)の抗菌薬予防投与、正常分娩進行のために歩行や立位が推奨される、帝王切開既往があっても安全性に関する規準を満たし妊婦が希望すれば経腟分娩ができるように支援する。分娩第2期には会陰部を温めて圧迫しいきむ時間を充分に取る。臍帯が絡みついている場合は、結紮して肩が出る前に切断するかsomersault maneuverを使用する。出産後は母親とのスキンシップが重要、外肛門括約筋の損傷に注意し、Ⅱ度以上の会陰裂傷は吸収糸を使用して縫合する。分娩後期の硬膜外麻酔の中断とルーチンの会陰切開は推奨されない

◎英語題名:Common Skin Rashes in Children
◎翻訳題名:よくある小児の皮疹
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26280141
◎一言コメント
子供の発疹は外観だけでは鑑別が困難なので、適切な診断には全体の臨床像が重要である。
発熱を伴うものとして薔薇疹、伝染性紅斑、猩紅熱が、掻痒を伴うものとしてアトピー性皮膚炎、バラ色粃糠疹、伝染性紅斑、伝染性軟属腫、白癬が取り上げられ、それぞれの特徴が解説されている。

Department
Keeping Up to Date
POEMs

◎英語題名:Hand Washing Children’s Dishes Associated with Fewer Allergies
◎翻訳題名:食器の手洗いと子供のアレルギー発症は関連がある
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Hand+Washing+Children%E2%80%99s+Dishes+Associated+with+Fewer+Allergies
◎一言コメント
衛生仮説とは、乳幼児期の衛生環境が個体の免疫系の発達に影響を及ぼして、その個体がアレルギーになりやすいかどうかを決めるという仮説である。乳幼児期に手洗いした食器を使用し、発酵食品や農場から直接購入した食物を摂取すればアレルギー発症のリスクが減る、と報告している。

◎英語題名:Two-Hour Algorithm to Rule in or Rule Out Acute MI
◎翻訳題名:2時間で急性心筋梗塞を確定または除外する方法
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26280145
◎一言コメント
 高感度トロポニンを来院時と2時間後に測定し最高値と2時間値ら心筋梗塞を確定または除外することが可能である。最大トロポニン値が14ng per L ( 0.014 mcg per L)で、2時間後の絶対変化量が4ng per L (0.004 mcg per L)なら心筋梗塞は除外でき、最大トロポニン値が 52 ng per L以上で、2時間後の絶対変化量が 9ng per L以上なら心筋梗塞と確定できる。上記に当てはまらない場合はさらに経過観察が必要である。この方法は感度96%、特異度99%だった。

◎英語題名:Walking Program Effective for Chronic Low Back Pain
◎翻訳題名:ウオーキングは慢性腰痛に効果がある
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26280147
◎一言コメント
慢性あるいは再発性の腰痛を患う成人患者に、週4日1回10分から始め、週5日1回30分を目標とするウオーキングプログラムを行った。結果、通常の理学療法やグループエクササイズをするのと同程度に腰痛が軽減し、身体機能が向上した。ウオーキングプログラムは費用がかからず、患者のアドヒアランスも良好だった。

Practice Guidelines
◎英語題名:Management of ACL Injuries: Clinical Practice Guideline form the AAOS
◎翻訳題名:前十字靭帯損傷の治療:アメリカ整形外科学会ガイドラインより
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Management+of+ACL+Injuries%3A+Clinical+Practice+Guideline+form+the+AAOS
◎一言コメント
膝関節のポンとなる感覚と腫脹があれば前十字靭帯損傷が強く疑われる。磁器共鳴画像法(MRI)は前十字靭帯の確定診断に関して感度・特異度共に高い。再建術は受傷5か月以内に行うのが望ましい。術後リハビリテーションは早期介入群(19週)でも非早期介入群(32週)でも結果は同じだった。

【参加メンバー】
飯島研史:群馬家庭医療学センター
内堀善有:阪南市民病院 救急・総合診療科
北本晋一:亀田ファミリークリニック館山
佐々木隆徳:みちのく総合診療医学センター 
佐々木隆史:京都家庭医療学センター 医療生協 こうせい駅前診療所
成島仁人:(特定医療法人暲純会)津ファミリークリニック
廣瀬英生:郡上市地域医療センター 国保和良診療所
本郷舞依:みちのく総合診療医学センター 
松口崇央:飯塚病院 消化器内科
渡邉力也:福知山市民病院
加藤大祐:名古屋大学医学部附属病院総合診療科
黒木仁史:みちのく総合診療医学センター
寺澤佳洋:豊田地域医療センター
大浦誠:南砺市民病院 総合診療科
小林直子:南砺市民病院 総合診療科
吉本尚:筑波大学医学医療系 地域医療教育学/附属病院 総合診療科
武田 仁: 喜多方市 地域・家庭医療センター
玉井杏奈:台東区立台東病院総合診療科
吉田伸:飯塚穎田家庭医療プログラム
今藤誠俊:医療福祉生協連 家庭医療学レジデンシー・東京 根津診療所

2015年12月4日金曜日

冬期セミナー 参加登録開始は12月7日10時から!

今年も冬期セミナーの季節がやってまいりました。
2016年2月20日(土) ~ 21日(日) 東京大学本郷キャンパスで開催します。
家庭医療をより深めたい、仲間の輪を広げたい若手の皆様、是非ご参加をご検討ください!

募集開始は12月7日10時からです。以下のリンクから申し込めるようですよ。
http://www.primary-care.or.jp/seminar_w/20160220/ent.html

表題翻訳プロジェクト American family physician 2015年7月15日号 (内堀善有)

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の
廣瀬英生(県北西部地域医療センター国保和良診療所)と申します
マルチポストにて失礼します。
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が含まれており、
詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします

雑誌名:American family physician 2015年7月15日号 (翻訳者 内堀善有)

◎英語題名: Common Questions About the Pharmacologic Management of
Depression in Adults
◎翻訳題名:成人におけるうつ病の薬物治療のマネジメントについての一般的な質問
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26176368
◎コメント: 米国の11人に1人は、大うつ病の診断基準を満たしており、過去30日以内に抗うつ剤が処方されたと同数の報告がある。推奨されている治療であるSSRIは、プライマリケア人口において、緩解に至る人は、おそらくプラセボよりは多い(evidence rating B)。また、SNRIは、SSRIより、うつ病の症状が少しだけ多く改善するが、吐き気や嘔吐のような副作用がやや多い (evidence rating B)。また、抗うつ薬は、重症なうつ病に対しては、非常に有効である(evidence rating A)

◎英語題名: Differential Diagnosis of the Swollen Red Eyelid
◎翻訳題名:発赤・腫脹認める眼瞼の鑑別診断
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26176369
◎コメント:赤く腫脹した眼瞼は、プライマリケアでは、よく見られる。解剖学的に、眼窩領域を理解するとケアに導くことができる診断や緊急のケアの判断材料としては、症状が、急性か亜急性の発症かどうか、痛みの有無、眼瞼内に、触知できる腫瘤があるか?びまん性の眼瞼腫脹、視野異常や眼筋麻痺があるかどうかが含まれている。急性に生じている視野の変化や眼球外の動きの減少、穿通性の外傷がある場合は、緊急ケアの対象とされる(evidence rating C)。また、眼部の帯状疱疹ウイルスに罹患した患者は、角膜や視野への有害事象を避けるために、迅速に抗ウイルス剤の治療をされるべきである(evidence rating C)。眼窩前や眼窩蜂巣炎の患者には、医師は、地域の細菌の流行によっては、MRSAをカバーするエンピリックな抗菌薬治療を考慮してもよい(evidence rating C)

◎英語題名:Health Literacy in Primary Care Practice
◎翻訳題名:プライマリケアにおけるヘルスリテラシー
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26176370
◎コメント:ヘルスリテラシーとは、適切に健康にかかわる決定を行なったり、ヘルスケアシステムに到達することである。これらのスキルは、読み書き、算数、コミュニケーション、電子機器を扱えるかが含まれる。国の統計では、米国の3分の1以上の成人が、ヘルスリテラシーを制限されており、それが不健康な結果をもたらしたり、患者の安全性やヘルスケアへのアクセスや質に影響している。リテラシーを測定するツールはいくつかが開発されているが、研究レベルにとどまっており、ルーティーンに、使用することはアウトカム改善効果が証明されていないため、推奨されない。その代わりに、推奨するのは、全ての患者に対して、理解できてアクセスしやすい情報を提供することである。具体的には、専門的な医学用語を避け、小さな具体的なステップに分割し、3つのキーポイントに絞りることである。更に、印刷された情報は、5,6年生かそれ以下の人が読めるレベルに、記載されるべきである。視覚的効果、グラフ、挿絵は、患者の理解を強化することができる。


Departments
KEEPING UP TO DATE

Clinical Evidence Handbook
◎英語題名: Fungal Toenail Infections
◎翻訳題名:真菌の足爪感染
◎リンクページ: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26176372
◎コメント: 真菌による足爪の感染は、爪甲、爪床、爪母などの足爪の一部分もしくは、全体の感染が特徴である。時間が経過すると、感染は、退色や爪の歪みを引き起こす。
成人の足爪の真菌症に対しては、どの治療が有効か?
→イトラコナゾールとテルビナフィンがに有効性が示されており、副作用などのための代替としてフルコナゾールがある。

Practice Guidelines

◎英語題名: Management of Non-ST Elevation Acute Coronary Syndrome: A
Guideline from the AHA and ACC
◎翻訳題名:非ST上昇型急性冠症候群のマネジメント:AHA・ACCからのガイドライン
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26176375
◎一言コメント:心筋トロポニン値は、患者の症状が、始まったところから、3~6時間毎に測定するべきである。最初の心電図にて、診断がついていないなら、最初の1時間は、15~30分毎に測定すべきである。経口のβブロッカーは、禁忌がなければ、24時間以内に投与されるべきである。ACE阻害薬は、EFが40%未満や高血圧、糖尿病、安定した慢性腎不全の患者に推奨される。

【参加メンバー】
飯島研史:群馬家庭医療学センター
内堀善有:阪南市民病院 救急・総合診療科
北本晋一:亀田ファミリークリニック館山
佐々木隆徳:みちのく総合診療医学センター 
佐々木隆史:京都家庭医療学センター 医療生協 こうせい駅前診療所
成島仁人:(特定医療法人暲純会)津ファミリークリニック
廣瀬英生:郡上市地域医療センター 国保和良診療所
本郷舞依:みちのく総合診療医学センター 
松口崇央:飯塚病院 消化器内科
渡邉力也:福知山市民病院
加藤大祐:名古屋大学医学部附属病院総合診療科
黒木仁史:みちのく総合診療医学センター
寺澤佳洋:豊田地域医療センター
大浦誠:南砺市民病院 総合診療科
小林直子:南砺市民病院 総合診療科
吉本尚:筑波大学医学医療系 地域医療教育学/附属病院 総合診療科
武田 仁: 喜多方市 地域・家庭医療センター
玉井杏奈:台東区立台東病院総合診療科
吉田伸:飯塚穎田家庭医療プログラム
今藤誠俊:医療福祉生協連 家庭医療学レジデンシー・東京 根津診療所