*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2015年10月15日木曜日

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト American family physician 2015年5月15日号

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の
廣瀬英生(県北西部地域医療センター国保和良診療所)と申します
マルチポストにて失礼します
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が含まれており、
詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします。

雑誌名:American family physician 2015年5月15日号

 Articles
◎英語題名:Common Questions About the Management of Gastroesophageal Reflux Disease
◎翻訳題名:胃食道逆流症(GERD)のマネジネントについてよくある質問
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25978198
◎一言コメント:胃食道逆流症について、手術適応がある場合、も有効な治療はどれか、バレット食道やヘリコバクター・ピロリ菌感染のスクリーニングはされるべきか、これらの治療でどのような副作用が起きるか?などが、よくある質問である。
プロトンポンプインヒビター(PPI)は、最も有効な治療であり、全てのプロトンポンプインヒビターが、同様に胃逆流食道症の症状を緩和する。
警告徴候ある場合は、内視鏡検査が必須である。バレット食道のスクリーニングは、ルーチンには必要ないが、少なくとも5年間胃食道逆流症の症状ある50歳以上の白人男性は内視鏡検査を考慮されてもよいかもしれない。プロトンポンプインヒビターによる治療は、股関節部の骨折のリスクの増大や低マグネシウム血症、市中肺炎、ビタミンB12欠乏症、クロストリジウム.ディフィシル感染症と関連している。

◎英語題名:Evaluation of Neck Masses in Adults
◎翻訳題名:成人の頸部腫瘤の評価について
◎リンクページ:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25978199
◎一言コメント:頸部腫瘤は、臨床現場でよく見られる。家庭医は、組織化され、効率的な手法を用いて、腫瘤の病因を決定できるべきである。最初のゴールは、腫瘤が、悪性か良性かを決定することである。40歳以上の男性の喫煙者には、悪性腫瘍がよく認められる。
病因は、症状の始まり・持続期間が、急性、亜急性、慢性かどうかによって、グループ化され、更に患者統計学的に絞られる。
病歴聴取と身体診察で明らかな原因が、わからない場合は、画像検査や手術的なツールが、有効である。造影CTは、成人の場合の主に用いられる検査である。

◎英語題名:Common Questions About Chronic Low Back Pain
◎翻訳題名: 慢性の腰背部痛についてのよくある疑問
◎リンクページ: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25978200
◎一言コメント:米国成人の30%以上が、3か月以内に腰背部痛を経験しているとの報告がある。
たいていの腰背部痛は、非特異的かつ自然治癒性のものであるが、一部の患者は、3か月以上の持続する症状として定義される慢性の腰背部痛になる。-- 

【参加メンバー】
飯島研史:群馬家庭医療学センター
内堀 善有:阪南市民病院 救急・総合診療科
北本  晋一:亀田ファミリークリニック館山
佐々木隆徳:みちのく総合診療医学センター 
佐々木隆史:京都家庭医療学センター 医療生協 こうせい駅前診療所
成島仁人:(特定医療法人暲純会)津ファミリークリニック
廣瀬英生:郡上市地域医療センター 国保和良診療所
本郷舞依:みちのく総合診療医学センター 
松口崇央:飯塚病院 消化器内科
渡邉力也:福知山市民病院
加藤大祐:名古屋大学医学部附属病院総合診療科
黒木仁史:みちのく総合診療医学センター
寺澤佳洋:豊田地域医療センター
大浦誠:南砺市民病院 総合診療科
小林直子:南砺市民病院 総合診療科
吉本尚:筑波大学医学医療系 地域医療教育学/附属病院 総合診療科
武田 仁: 喜多方市 地域・家庭医療センター
玉井杏奈:台東区立台東病院総合診療科
吉田伸:飯塚穎田家庭医療プログラム
今藤誠俊:医療福祉生協連 家庭医療学レジデンシー・東京 根津診療所

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