*本会の会員は会則により以下のようになっております。
『この会の会員は次の①、②をともに満たすものとする
① 卒業後 3 年目以上、10 年目以内の医師、もしくは家庭医療後期研修プログラム開始後8 年以内の医師であること。
② 日本プライマリ・ケア連合学会員であること。』

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2015年5月11日月曜日

表題翻訳プロジェクト 雑誌名:Annals of Family Medicine;1月号 (翻訳 佐々木隆史)

海外家庭医療雑誌/ 表題翻訳プロジェクト副代表&投稿担当の
廣瀬英生(県北西部地域医療センター国保和良診療所)と申します。
マルチポストにて失礼します
尚、本内容は、プライマリケアに関わる筆者の個人的な見解が含まれており、
詳細に関しては原著に当たることを推奨いたします。

雑誌名:Annals of Family Medicine;1月号 (翻訳 佐々木隆史)
 
◎英語題名:An Early Look at Rates of Uninsured Safety Net Clinic Visits After the Affordable Care Act
◎翻訳題名:医療費応能負担制度を行い、無保険対象のセイフティーネットクリニックを訪れた患者の割合をみた。
◎リンクページ:http://www.annfammed.org/content/13/1/10.abstract
◎一言コメント  オバマケアを導入し低所得者保険の適応拡大を図った州では、無保険者の緊急受診件数が減少し、低所得者保険を持った患者の受診件数が増えた
 
◎英語題名:Sustaining “Meaningful Use” of Health Information Technology in Low-Resource Practices
◎翻訳題名:支援が少ない診療で、電子カルテ等の情報の意味ある使い方をどう維持するか
◎リンクページ:http://www.annfammed.org/content/13/1/17.abstract
◎一言コメント 地方の小診療所などでは、電子カルテを導入後、維持するための必要なリソースを欠いている。今後更にデジタル格差が生じるものと予想される
 
◎英語題名:Geographic and Specialty Distribution of US Physicians Trained to Treat Opioid Use Disorder
◎翻訳題名: オピオイド中毒を治療する医師を地理的条件、専門分野から分析してみた
◎リンクページ:http://www.annfammed.org/content/13/1/23.abstract
◎一言コメント 精神科医の16%は麻薬中毒治療活動の認証を得ていたが、その多くは都市部であり、地方の大きな集団であるプライマリケア医師は3%しか免許を取っていない。故に地方では、オピオイド中毒による死亡が多くなっている
 
◎英語題名:General Practitioners Recognizing Alcohol Dependence: A Large Cross-Sectional Study in 6 European Countries
◎翻訳題名:一般医がアルコール依存症と診断する方法;ヨーロッパ六カ国での大規模横断研究
◎リンクページ:http://www.annfammed.org/content/13/1/28.abstract
◎一言コメント 一般医がアルコール依存症と診断するのと、CIDI(the Composite International Diagnostic Interview)を使って診断するのでは大きな差はないが、CIDIの方は、併存疾患が多い高齢者において、診断を誤ることがある
 
◎英語題名:Functional Trajectories in the Year Before Hospice
◎翻訳題名:ホスピスに入る前の一年間の機能面の経過
◎リンクページ:http://www.annfammed.org/content/13/1/33.abstract
◎一言コメント  高齢者では差が大きく、神経疾患の患者はあまり差はないが、年間が、ずっと悪い状態が続いている人に比べると、経過が緩やかな人の方が、ホスピス入院後の身体的機能や余命は高い傾向にある

◎英語題名:Clinical Relevance of Fixed Ratio vs Lower Limit of Normal of FEV1/FVC in COPD: Patient-Reported Outcomes From the CanCOLD Cohort
◎翻訳題名:COPDの臨床症状において、FEV1/FVCの比でみるか、FEV1・FVCの低い方でみるか:患者の症状自己申告によるカナダのCOPDコホートから
◎リンクページ:http://www.annfammed.org/content/13/1/41.abstract
◎一言コメント FEV1/FVCが低いだけではCOPDをOverdiagnosisするFEV1単独が低いことだけでもCOPDと強い関連がある

【参加メンバー】
飯島 研史:群馬家庭医療学センター
泉 京子:勤医協月寒 ファミリークリニック
内堀 有善:阪南市民病院
北本  晋一:亀田ファミリークリニック館山
今藤 誠俊:日生協家庭医療学レジデンシー・東京 根津診療所
佐々木 隆徳:みちのく総合診療医学センター:坂総合病院
佐々木 隆史:京都家庭医療学センター 医療生協 こうせい駅前 診療所
武田  仁: 喜多方市地域・家庭医療センター
玉井 杏奈:ハワイ大学老年内科
成島 仁人:北海道家庭医療学センター
廣瀬 英生:県北西部地域医療センター 国保和良診療所
佐々木 舞依:みちのく総合診療医学センター:坂総合病院
松口 崇央:飯塚・頴田家庭医療プログラム
吉田 伸:飯塚穎田家庭医療プログラム
渡邉 力也:福知山市民病院

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